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ダンブッラの黄金寺院

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スリランカでは、古代から岩山を信仰の場としてきた。修行僧の瞑想の場は、2000年の時をかけて掘り広げられ、5つの石窟からなる寺院へと変貌する。そこは、180mの岩の塊全体が、仏教の聖地だ。

ここにある160体もの仏像ほとんどが、ブッダの像である。如来や菩薩など、様々な仏を生み出した大乗仏教と異なり、スリランカに伝わった上座仏教は、ブッダその人だけに篤く帰依するからだ。

壁から天井へと、洞窟を埋め尽くす壁画もブッダである。古い時代の絵が薄くなると、上から漆喰を塗り、新たな絵を描いた。絵師たちは、今もその作業を無償でつづけている。そこには、古いもの残すことだけが伝統ではないと言う、信仰心がある。

釈迦は苦行を捨て、瞑想にふけり悟りを得ることで、「目覚めた人」ブッダとなった。今も森林僧侶たちは、ひたすら釈迦にならい、人里はなれた森で227の戒律に従いながら、修行の日々を送る。それは、仏教誕生当初の信仰の姿を彷彿とさせるものだ。

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